自分語り#650【監督:トッド・フィリップス,主演:ホアキン・フェニックス / ジョーカー 】★★★★★ (769文字)


 

★★★★★ 激ヤバ鬼マスト

 

この映画は絶対に観た方がいい。「心が動かされる」という言葉に直すとそうなんだけど、自発的に心が躍動するんじゃなくて、暴力的に心を投げ回されました。というか主演…凄すぎ…

 

でも、子供には絶対に観せない方がいい、「子供には過激だからね〜」とかそんな冗談で言えるようなレベルじゃなくて「禁止」が正しいと思う。真面目な話として絶対に子供に観せてはいけない映画だと思う。(この映画はR指定です)

 

「冗談ではありません。『ジョーカー』がR指定になっているのは相応の理由があります。とんでもなく乱暴な言葉がどっさり出てきますし、暴力シーンもキワドイです。そして全体的に鬱です。ギラギラしてて、暗くて、それでいて現実的です。『タクシードライバー』みたいな、ひとりの男性が狂気に追い込まれていく過程を描いた作品です。子供向けではありません。というか、子供は好きじゃありません。(バットマンは出てきません。)」

 

乱暴だからとか、暴力的だから、鬱だからとか、そういう理由を抜きに「善悪の判断が定まってない年齢の子供に絶対に見せてはいけない」と本気で思いました。ディスク化や配信が始まっても、子供の将来に関わると思うので、軽い気持ちで親は子供に本当にこの映画を見せないで下さい。映画館も言ってますが私からもお願いです。見せないで下さい。

 

 

「ジョーカー」を観たあとたまらず「バットマン・ダークナイト」を見直したのですが、 「ダークナイト」自体が結構心の整理がつかずに終わる映画がだったのに「ジョーカー」を観たあとだと、更に心の整理というか、もう、なんか収集がつかなくなったので、私は考えるのを辞めました。

 

「ダークナイト」は私の中でかなり最高の部類に入る映画だと思っていたんですが、個人的には「ジョーカー」は遥か上を行っていると思いました。凄すぎ…